「神社に行くと、鳥居や参道ってどう歩けばいいの?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
鳥居や参道には、それぞれ大切な意味と役割があり、正しい歩き方やマナーがあります。
この記事では、初心者でも分かりやすく、そして中級者にも新たな発見があるよう、神社参拝の一歩である鳥居と参道の意味や歩き方をやさしく解説します。
鳥居と参道の意味──神社参拝の第一歩
神社を訪れると、まず目に入るのが堂々とした鳥居と、その先に伸びる参道。
「ここから神域が始まる」と感じさせる、この2つの存在には、深い意味と歴史があります。
この記事では、鳥居の意味・由緒、参道の意味・役割、正しい歩き方やマナーまで、初心者から中級者まで役立つ知識を魅力と共にお届けします。
鳥居の意味と由緒【鳥居 意味】
鳥居は、**俗界と神域を隔てる「結界」**を示す神社の象徴です。
鳥居をくぐることで、私たちは日常から神聖な世界へと一歩足を踏み入れます。
イメージしやすいように例えるなら、「神様宅の玄関」的な存在です。
鳥居の歴史・起源
鳥居の起源には諸説あります。
- 天岩戸伝説:天照大御神が天岩戸に隠れた時に、神々が鳥(常世長鳴鳥)を鳴かせ、その鳥が止まった木が鳥居の起源になったという説
- 「通り入る」説:鳥居は神域と俗界を隔てる「通り入る」場所であることから、その言葉へ転じた
- 外国起源説:古代インドの門「トーラナ」に由来する説や中国の「牌楼(ぱいろう)」に影響を受けた説などがあります。
鳥居の色と形の意味
色の意味
もとは白木や黒木の鳥居が主流でしたが、神仏習合や防腐効果が評価され朱色に塗る習慣が一般化しました。
朱色の鳥居:魔除け・生命力の象徴、防腐効果のある辰砂を使用
白木の鳥居:清浄さ・神聖さを表し、伊勢神宮に多い
黒木の鳥居:木の皮を剝がさず、自然のままの黒の色合いが特徴。素朴さと原始的な印象を与えた
金色の鳥居:商売繁盛や金運アップの象徴として金色に塗られた鳥居
青い鳥居:船底用塗料を再利用して水の神を信仰した
鳥居の色には、実用性や信仰の表現といった意味合いがあると言えます。
形の意味
形も様々な種類と特徴があります。それを知ることも面白さ、醍醐味の一つです。
鳥居の形は大きく分けて2種類あります。『明神鳥居』と『神明鳥居』です。
基本的な部位の名称と、そのほか特徴的な形状をしている鳥居の代表的な例を紹介します。

『明神鳥居』:笠木と島木の両端が上向きに沿っている。装飾が多く曲線的な形状で華やかな印象。
伏見稲荷大社、明治神宮など。

『神明鳥居』:笹木と貫が直線的で反りがないシンプルな形状。
伊勢神宮や出雲大社など。

このように2種類に大別された上で、そこから部位ごとの違いで派生していきます。
たとえるならラーメンの系図のように種類豊富です。
その土地に縁のあるものや信仰心がもととなっているため、
御朱印集めと共に、鳥居の細部にも目を配ってみるのも面白いですね。
コラム
・ちなみに鳥居の数え方は1基、2基などと数えられます。
・複数の鳥居のある神社では、本殿から離れた順に
「一の鳥居」(最も外側)、「二の鳥居」、「三の鳥居」(本殿に最も近い)と呼びます。
・千本鳥居など多数連なっている鳥居は、願いが「通る」という信仰や感謝の気持ちを込めて参拝者が奉納したものになります。
有名な鳥居の例
- 伏見稲荷大社の千本鳥居
- 厳島神社の海上大鳥居
- 木嶋坐天照御魂神社の三柱鳥居
- 御金神社の金色の鳥居
- 速開都比売神社の青い鳥居
特に上記の鳥居なんかは圧巻です!
他にも珍しく趣きのある鳥居はたくさんあるので、ぜひ神社巡り楽しみの一つにして下さい。
鳥居は単なる建造物ではなく、色や素材、建築様式で信仰心や寄進文化を表しているものです。
参道の意味と役割【参道 意味】
参道は、鳥居から拝殿までをつなぐ道。
単なる通路ではなく、神様のもとへ向かいながら心を整えるための道です。
正中(中央)を避ける理由
参道中央(正中)は神様の通り道とされるため、参拝者は端を歩きます。
これは神様への敬意を表す大切なマナーです。
左右の歩き分け
左は陽、右は陰とする陰陽思想に基づき、行きと帰りで歩く側を変える習慣もあります。
ただし全国共通ではありません。
曲がった参道
参道が曲がっている場合、邪気がまっすぐ本殿に入らないようにするため、または地形や防衛上の理由とされています。
鳥居・参道の通り方とマナー【鳥居 作法/参道 マナー】
鳥居や参道を歩く際の基本マナーを押さえておきましょう。
詳細は各専用記事で解説しています。
- 鳥居をくぐる前に一礼(くぐる際には境内の方を向く)
- 参道中央を避けて端を歩く
- 手水舎での清め(→ 詳しい手水舎の使い方と作法はこちら)
- 拝殿での礼拝(→ 正しい二礼二拍手一礼の礼拝作法はこちら)
- 神社参拝時の服装(→ 神社参拝にふさわしい服装マナーと選び方はこちら)
鳥居と参道に関するQ&A
Q1. 鳥居をくぐらず脇から入ってもいい?
→ 正式な参拝では、鳥居をくぐって神域に入るのが望ましいです。
Q2. 鳥居の前で必ず止まって礼をしなければいけない?
→ 義務ではありませんが、一礼することで心の切り替えができます。
Q3. 参道で写真撮影してもいい?
→ 混雑時や正中付近では避けるのがマナーです。
まとめ/すいの体験談
私は以前に伏見稲荷大社に行ったことがあるのですが、その時はまだ本格的に神社巡りをしておらず、知識もなかったので「鳥居の前で一礼」くらいしか知りませんでした。
いざ現地につくと、それはもう朱色の千本鳥居の立ち並んでいる光景に絶句でした。
綺麗すぎて。というのが第一の絶句。そして「これを本当に1つずつ一礼しながらこまめにくぐっていくのか」という第二の絶句。当時は無知な上に少し抜けていたのでそんなことを考えてしまいました笑
正解は「一礼は最初の鳥居だけでいい」のでみなさんも万が一、私と同じような方がいたら、これで安心ですね!笑
鳥居と参道は、神社参拝の始まりを告げる大切な空間です。
意味や由緒を知ることで、参拝がより深く、心豊かな体験になります。
次に神社へ行くときは、ぜひ鳥居と参道の意味を意識して歩いてみてください。
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